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日本クイズ協会コラボ・クイズ投稿コンテスト結果発表!!

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トイダスでは、日本クイズ協会様とのコラボレーションで特別編クイズ投稿コンテストを実施しました。今回のテーマは「マルバツ」「自由部門」です。 過去4回と同じく、多くの力作が寄せられました。ありがとうございます!

 

今回の審査員は、以下の皆様です(詳細なプロフィールは末尾。以下敬称略)。

日本クイズ協会代表理事齊藤喜徳さん

日本クイズ協会理事・大門弘樹さん

クイズ作家・日髙大介さん

 

下記の投稿者の作品をそれぞれ最優秀賞・特別賞・佳作・インパクト賞に選出いたしました。

大賞

癒やし系大工 さん

toidas.net

審査員コメント

齊藤:コンテストの作品としては最初に見たんですが、1問目(日本の天気図記号で「くもり」を表すのは ○の中にどんな記号?)のインパクトはすごかったです。ああ、こういうマルバツなんだ!と。

大門:アイディアが素晴らしいですね。「いかにお題を使って人を驚かせるか」という遊び心を高く評価しました。

日髙:たとえ「出オチ」でも、1問目はすごく大切なんですが、天気図記号っていうのが一般的にはちょっと難しく……、同じ系統なら地図記号のほうがより親切だったかなあ。2問目(東洋水産が販売する即席めんのブランドで、「赤いきつね」「緑のたぬき」「麺づくり」などの商品で知られるのは「??ちゃん」?)のようなわかりやすい問題でつないで、最後に裏切る展開が理想的ですね。ちょっと問題数が多いので、7~8問くらいがちょうどいい。僕も10年前に別のサイトで同じような問題を作ったことがあるのですが、このパターンの可能性は、まだまだあるかと思います。

投稿者コメント

この度の受賞をたいへん嬉しく思います。マルバツクイズというテーマで作成する にあたり、ウルトラクイズのような○×クイズは正解の裏付けを取るのが難しい点、 回答者に「そっちのマルバツクイズか!」と驚かせたい思いから今回のクイズの形を作りました。クイズ王の評価はたいへん厳しいものでしたが、今後のクイズ投稿の意欲にもなりました。これからも私の投稿をよろしくお願いします。

 

特別賞

かしわもちもちふ さん

toidas.net

審査員コメント

日髙:2問目(青森県にある日本最大の?がありますが、?に入るのはどれ?)はいい問題ですが、これに限らず、日本語の使い方がちょっともったいない。クイズは「てにをは」に至るまで一文字も油断できません。自分で作った問題は一回声に出して読みましょう。5問目(この看板は青森県にある道案内図ですが?に入る言葉はどれ?)の選択肢は、すべて6文字で統一してますが、「イェルサレム」がちょっと惜しい。文字数を犠牲にしてでも、「○○の○○○」で合わせた方がよかった。でも独創性が高く、僕の評価は高いです。いろんな県シリーズでやってみてもいいんじゃないですか。

齊藤:選択肢の作り方もなかなかこなれている。ただ、4択に縛られ過ぎている感があります。6問目は3択とかでもよかった。あとは、2問目、3問目、4問目が「三沢基地」ものと、特定のテーマに引っ張られちゃっているのがもったいないですね。

投稿者コメント

今回の受賞どうもありがとうございました。クイズ協会さんからの選評、とても参考になりました。

誰かに評して初めて気が付くことも多々ありました。日本語の使い方、問題の偏りには十分配慮してクイズ投稿させていただきます。

 

佳作

*P* さん

toidas.net

 

審査員コメント

日髙:1問目(「ククレカレー」は海軍カレーで有名な広島県呉市が由来とされている。○か×か)が上手いな!と思いました。問題文がちょっと長いので、「ククレカレーはカレーで有名な呉市にちなんで名づけられた。○か×か」くらいでもいいかなあ、と。7問目(「マロニー」の有力な命名由来は「日本初の和製マカロニ」とされている。○か×か)ですが、諸説あるものは○×のクイズに出すのはちょっとまずいです。厳選して、5問くらいならもっとよかったかも。

大門:定番ではありますが、切り口は面白い。問題文の作り方など、テクニカルなところがちょっと練れてないのは惜しいですが、作家的なセンスはある方だと思います。

齊藤: 3問目(「マリービスケット」は、「マリーアントワネット妃」が由来とされている。○か×か)は、「ヒント」も含めてよくできてますね。ククレカレー、ボンカレーと、カレーを2つ入れたのはもったいない。

投稿者コメント

佳作に選出していただき、どうもありがとうございました。選評がとても参考になりました。

ついつい忘れがちになってしまう点もじっくりと銘記できました。これからのクイズ作りに活かしたいと思います。

 

aikastar さん

toidas.net

 

審査員コメント

齊藤:これは最初見たときに、おっと思いましたね。1問目のインパクトはすごくありました。

大門:各設問に問題文がないというアイディアはすごくいいです。ただ、出オチになっちゃってる。1ネタで突っ切ってしまった。

日髙:考えるためのとっかかりがちょっと乏しいですね。後半また浮上するんですが、5問くらいで解き手側がどうでもいいやとなってしまうのがもったいない。すべて写真ではなく、たとえば「エコマーク」を入れてみたり、地球に関するトリビア問題なんかを入れたりして、目先を変えてみてもよかった。とはいえ、愛すべき問題です。本などで解きながら見たら面白いかも、と思いました。

投稿者コメント

クイズ公開後に「地球飴」の存在に気づき、

探査機の写真に限らず幅広く出題すべきだったかなと思っていたので、

クイズのプロの方のご指摘にはとても納得しました。

この度はありがとうございました。

 

白河ことり さん

toidas.net

審査員コメント

日髙:誰でも楽しめる、いいところを突いたクイズだとは思うのですが、プロ的な目線で言うと、こういう問題を集めた本もすでにあるくらいなので、もうちょっと違った切り口だともっと良かったです。あとは解説が欲しいですね。たとえば「プエルトリコ」なら、単に「スペイン語で『豊かな港』という意味」というだけではなく、「プエルト」が英語の「port」、リコが「rich」というような情報があるといい。

大門:構成自体は面白いんです。でも、「ただ集めました」というところに留まってしまっているので、味付けとしてちょっと淡泊。パッケージとしては、プラスアルファの解説がほしいところですね。

投稿者コメント

応募した問題は自分が興味持ったテーマかつ

あまり他の人が出題しないであろうところから作成しました

いざ出してみると反応が良かったことを嬉しく思います✌️

作家さんたちからの的確なアドバイスを参考に今後も良質な問題を提供できるよう精進してまいります💪

 

また、当初予定していた3賞に加え、審査員から一押しの声が上がった下記のクイズを、特別に「インパクト賞」として表彰します。

インパクト賞

ガストロ さん

toidas.net

 

審査員コメント

日髙:“日清の「カップヌードル」、「カップヌードル カレー」、「カップヌードル シーフード」。これらのパッケージに表記されている『必要なお湯の目安量』はどれも同じ量である”という問題はちょっと斬新で、僕では作れない。こうなったら、なぜシーフードだけ20ml多いのか知りたいですね。“アニメ、ドラえもんに登場するドラミちゃんはネコ型ロボットである”の解説「それはそう」の書き殴り感もすごくいい。

  

審査員プロフィール

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齊藤喜徳(さいとう・よしのり)

一般社団法人日本クイズ協会代表理事(会長)。
90年代に放送された『史上最強のクイズ王決定戦』など、
クイズ番組に数多く出演。競技、趣味としてのクイズの
公的地位向上を目指し日本クイズ協会を設立

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大門弘樹

(株)セブンデイズウォー代表取締役。クイズ専門誌「QUIZ JAPAN」編集長。日本クイズ協会理事。2017年には企画したクイズ番組『Knock Out~競技クイズ日本一決定戦~』で衛星放送協会オリジナル番組アワードで大賞を受賞。クイズゲームクイズマジックアカデミー』では問題監修を担当。

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日髙大介(ひだか・だいすけ)

現在は『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』、過去には『高校生クイズ』や『クイズ!ヘキサゴンⅡ』など80本以上のクイズ番組を担当。クイズ王・クイズ作家としてのテレビ出演も多数。